取引通貨
FXで取引される通貨はそれぞれの国の政府によってつくられたお金です。
それゆえに、通貨にはそれぞれの国の政治情勢、経済情勢など様々なファクターをもっているのです。
この記事では、取引で使用される主要な通貨の特徴をまとめ、取引の際にどのように考慮すべきかをみていきます。
| 通貨の特徴 | |
|---|---|
| 日本円:JPY |
いうまでもなく、日本の通貨です。 経済大国の通貨でありながら、バブル崩壊後低金利政策を行っていることで低金利通貨ということで固定しています。 |
| 米(アメリカ)ドル:USD |
米ドルは外貨市場の基軸通貨。 定規のような存在です。 石油や国際的な決定事項のリーダ的役割を果たしているために、その動向が世界経済に大きな方向性を決めるといえます。 しかしながら、近年だけをみても9.11テロ、イラク戦争、アフガン派遣、金融危機など経済的、軍事的な話題にも事欠きません。 そのために何かあればすぐにドルの価値が下落する傾向があります。 |
| ユーロ:EUR |
一国ではなくヨーロッパ圏の複数の国からなる国家統合体EUの通貨です。 EUとして機能することでアメリカレベルの経済規模、人口になっているので米ドルと同様基軸通貨といわれています。 しかし、あくまで寄せ集め的な側面もあるがために加盟各国の政策が別の方向を向けば、EUとしての不安定性を露呈することになり、通貨としての価値を下げてしまいます。 |
| 英(イギリス)ポンド:GBP |
愛称はケーブル ヨーロッパ圏でありながら、かつて世界の中心であった大英帝国のプライドゆえか独自の路線を進んでいるイギリスの通貨です。 米ドルとは反対の、ユーロとは近い動きをとることが多いのですが、流動性が高く予想が難しい通貨とされています。 したがって、リスクをとってもリターンを得たいという投資家にむいている通貨です。 |
| 豪(オーストラリア)ドル:AUD |
愛称はオージー 豪ドルは日本と比べて高金利の通貨であるために、スワップ目的で取引される通貨です。 また、資源大国として鉱物、石炭などを輸出しており安定した経済成長が見込める国です。 ただ、最近、金融危機による資源の価格下落に加え、資源輸出価格が調整され通貨が下落しているようです。 |
| NZ(ニュージーランド)ドル:NZD |
愛称はキウイ 地理的に近い豪ドル同様、高金利の通貨として注目されています。 ただ、資源はオーストラリアと違い農作物が主であるために天候不順、とくにここ最近の地球温暖化など異常気象の影響を特に受けています。 また財政的、貿易的にも赤字であるためにスワップ目的とはいえ不用意に投資することは注意が必要です。 |
| スイスフラン:CHF |
愛称はスウィシー 平和の国スイス。 永世中立国であることで、イラク戦争などの軍事的な影響を受けることはほとんどありません。 そのために、何か有事が起こった場合の「避難通貨」としてみられています。 スイスは日本に次ぐ低金利通貨であり、隣国ドイツの経済に大きな影響を受けるといわれています。 |
| 香港ドル:HKD |
愛称はホンキー 香港ドルは、返還後中国経済の結びつきが強く、人民元に代わる通貨として用いられることが多くあります。 その通貨レートはドル・ペッグ制という米ドルとの為替レートを一定に保つ制度です。 従って、アメリカの経済、金利政策、ひいては米ドルの動向に影響を受けます。 また、最初に触れたように中国経済・人民元も密接な関係があるために変動の要因となります。 |
| カナダドル:CAD |
愛称はキャンドル カナダは経常黒字国、経済成長の高い国として通貨の価値の高い優等生通貨とされています。 また、資源が豊富で原油、天然ガスなどのエネルギーを多く算出していることから、それらの相場が上昇すれば必然的に買われる傾向があります。 貿易の主な取引国はアメリカであるために、その影響を大きく受け米ドルと近い動きをとります。 |
| 南アフリカランド:ZAR |
愛称はザール 経済発展がめまぐるしいアフリカにあって、世界最大の金・プラチナ産出国である南アフリカの通貨です。 したがって、通貨は金・プラチナの市場の動向に影響されます。 また、高金利でありながら取引単位が低いことで少ない資金での取引をするスワップ目的の投資家に人気です。 ですが、経済的、文明的途上国であるために貧富の差、高い失業率、人種差別などの不安定要素が多く含まれており、値動きの激しさがあることが要注意ポイントです。 |
| シンガポールドル:SGD |
シンガポールは通貨バスケット制度をとっています。 これは金利が主要貿易国の通貨を各国の貿易量で加重平均する制度です。
同じように金利を通貨バスケット制度で決めている人民元の場合には、バスケットがどのように構成されているのかを公開していませんが、シンガポールの場合にはその比率を公開しています。 したがって、変動はあまりなく安定した投資を行いたい時に取引をするといいでしょう。 ただ、シンガポールも経済発展は進んでおり、それにともない通貨価値は上昇しています。 |