為替レートの動き
外国為替のレートは市場の取引の流れによって変動するものですが、何故そのように流動的な動きをするかというと、様々な要因があげられます。
この記事では、いったいどのような要因があるのか。
そしてその要因が為替レートに上昇下降、どのような影響を与えるのか。
その詳細についてみていきます。
◇景気
経済活動において、これが一番影響を与える要素といっていいでしょう。
日本においての近年の状態を見てみてもバブル、バブル崩壊、ITバブル、そして金融不況といった山あり谷ありの大変動が起こっています。
好況であればそれだけ、経済は活発になり海外の資金が投入されるために為替レートでみてみると上昇傾向となり、不況となれば海外の資金は引き上げられ為替レートは下降傾向となります。
◇株価
景気と同様経済活動に多大な影響を与える要素です。
ですが、具体的な数値でみることができない景気と違って、はっきりとした数値でみることができるためにその状態を把握することは比較的容易です。
為替レートに対する影響としては、株高となればそれだけ株価上昇を期待して国内外の資金が投入されるので上昇傾向をとります。
対して株安となれば、国内外の資金は海外へ流出するために下降傾向をとります。
◇雇用
雇用者数・失業者数は景気をはかるパロメーターといっていいものです。
雇用が多く失業者が少ない世の中であればそれは好景気を意味します。
従って、雇用者増・失業者減であれば為替レートは上昇傾向を、雇用者減・失業者増は不況で為替レートは下降傾向となります。
◇貿易収支
貿易は国家間の経済関係をみる指標であり、国外へ出る資金よりも国内に入る資金が多ければ利益が上がっているという意味になります。
輸出額-輸入額=+:貿易黒字 -:貿易赤字
日本においてはオイルショックを除くとずっと貿易黒字が続いている状況です。
それは日本への資金投入が多いということを意味しており、逆に考えれば貿易黒字の大半を占めるアメリカをはじめとした諸外国にとっては貿易赤字が続いている状況といえます。
この貿易収支が為替レートにどのような影響を与えるのかというと、いうまでもなく貿易黒字は上昇傾向、貿易赤字は下降傾向をとります。
◇財政収支
財政の健全化は景気の好循環を示すものです。
日本は長年の不況の影響からか国債依存の状態であり国の借金は1000兆を超すほどの長期的な財政赤字に陥っているといえます。
為替レートに与える影響としては、財政黒字であれば資金は投入され通貨は上昇傾向をとります。
対して財政赤字であれば資金は流出し通貨は下降傾向をとります。